僕の吃音がたった2ヶ月で治った方法とは?

どもりの症状が相手によって変わる?吃音におけるリスクマネジメント法

いっちー

こんにちは!
吃音お悩み解決ブロガーのいっちー(⇒プロフィール)です!

どもりの症状が相手によって変わる。

これは、多くの吃音者が体感があることだと思います。

今回はこの理由と、

どもりが出やすい(恐怖を感じやすい)場面や、相手に対してどう向き合っていけばいいのか、という対策の話をします。

どもりの症状は相手にによって変わるのか?

吃音症について質問させてください。

吃音というのは、誰に対しても同じ程度で発症するのでしょうか?

例えば、Aさんと話す時は、Bさんと話す時よりどもりにくい。

やCさんと話している方が楽に話せるのような·····

浅い知識での質問になりますが、どうかご回答お願い致します。

どもりの症状が相手によって変わる理由


結論をいうと、

吃音の症状…というか、どもったらどうしようという恐怖の程度は、相手によってコロコロ変わります。

“この人の前では割とスラスラ喋れるけど、あの人の前では喋れないことが多い”

多くの吃音者が感じたことのある感覚だと思いますが、

これは意識に原因が隠されています。

どもりと、吃音への恐怖を生み出す主な原因となっているのが…

「苦手意識」と「見栄」

この2つの意識です。

この2つはあらゆる人間関係の中に存在していますが、

その程度によってどもりの恐怖や、どもりの症状が変わってくるのです


どもりの症状や恐怖を生み出す意識
  1. 苦手意識
  2. 見栄


それぞれ説明していきますね。

苦手意識

苦手な人っていると思います。

✔︎何を考えているのかわからない
✔︎何か怖そう
✔︎自分に冷たく感じる
✔︎過去に嫌なことを言われた



理由は人それぞれですが、

苦手意識を持っている人に対しては、どもりやすい傾向があります。

僕は学生の頃は父親に強烈な苦手意識を持っていたのですが…

何かを言おうとしても、喉がロックされてどうしても声が出てこないことがよくありました。

また、苦手な先輩に対しても同じように、詰まってしまう頻度が多いと感じていた。

吃音というのは本当に繊細な性質を持っていて、

「自分が傷ついてしまう」危険がある場面になると、どもりという現象で危険を知らせてくるシグナルのような働きをしてくるのです。

あなたも苦手だと思っている人と一緒にいるときに、よくどもると感じたり、どもりの恐怖が増幅される感覚を恐らく一度は感じたことがあると思います。

それを不思議に感じていたと思いますが…

そこにはこんなメカニズムが隠されていたのです。

見栄

「自分をより良く見せたい」という思いや、「カッコ悪い姿を見せたくない」という思いが、どもりやすい状態を作ることがある

という話です。

例えば家族とのコミュニケーション。

「家族とのコミュニケーションで、よくどもってしまう」という声を聞くことが多いのですが、これは見栄が原因になっている典型例だと言えます。

家族のような近しい人に対して本音を見せれるか、見せれないかは人によってかなり分かれる所だと思いますが、コンプレックスを感じている人や、男性は本音をみせず、強がってしまう傾向があります。

僕がまさにそうで。

苦しくても苦しいとは言わないし、助けてほしいとも言わない。

吃音のことも隠すし、何とか知られないようにと必死でした。

その行動の理由を掘っていくと…

「ダサい姿を見られたくない」という見栄に繋がっていることがわかったのです。

そしてその見栄が強ければ強いほど、

どもりたくないという思いで力む→余計にどもりやすくなる

という流れにハマっていたのです。

家族の例で話しましたが、他にも、後輩や同期に対しても見栄を張ってしまう人も多いでしょう。

そんな人達に対して、どもりの恐怖は大きくなる傾向があるのです。


吃音におけるリスクマネジメント

ではここからは、上の2つの意識を踏まえ、

「どもりの苦しみを軽減する」対策の話をしていきたいと思います。

ここではまず、「自分のことを知る」というのが重要になってきます。(自分にあった対策を打つには、自分のことを正しく知らなければならない)

知ってほしいのは次の2つ。


  1. どもりの傾向を知る
  2. 許容できるリスクを知る


それぞれ説明していきます。

どもりの傾向を知る

✔︎どんな場面でどもりやすいのか?
✔︎どんな場面でどもりの恐怖が大きくなるのか?
✔︎どんな人と一緒にいるとどもりの恐怖を感じるのか?
✔︎どんな場面ではリラックスできるのか?
✔︎どんな人と一緒にいるとリラックスできるのか?



…これらがどもりの傾向ですが、これをできるだけたくさん知りましょう。

具体的な対策はこの後で話していきますが、まずは「知る」ということが重要です。

初めの章で述べたどもりの恐怖が大きくなる2つの要素…「苦手意識」と「見栄」は多くの人に共通したものではありますが、これが全てではありません。

感じ方は人それぞれなので、家族の前では大丈夫だけど、友達の前ではよくどもってしまう、などという人も中にはいらっしゃると思います。

前述の2つの要素はあくまで参考程度と捉えて、あなたの状況や、傾向で考えてみてください。

あなたはどんな場面や人の前でよくどもる、あるいはどもりの恐怖が大きくなるでしょうか?

あるいは、どんな場面や人の前ではリラックスすることができるでしょうか?

いっちー

傾向を知らなければ適切な対策が打てないし、どもりの恐怖に押しつぶされてしまう可能性が上がってしまうので、ここは必ず考えてくださいね。


許容できるリスクを知る

どもりの傾向はOKでしょうか?

では次は、許容できるリスクを知っていきましょう。

許容できるリスクとは…

「この人にはこう思われてもいいけど、あの人にはそう思われたくない」「あの人の前では恥はかけるけど、この人の前では恥をかきたくない」

など、リスクをどこまで冒せるのかを知る、ということです。

これを知ることのメリットは、

リスクがリスクじゃなくなることです。

どういうことか…

「怖い」という感情は見えないから、どうなるかわからないから生まれるわけですが、

吃音の場合も、「あの人にどう思われているんだろう?」とわからないことを考えているから「怖い」わけですよね?

これを解決すのは実はとっても簡単で、

「何を怖いと思っているのか」を知ればいいのです。

“誰にどう思われるのが嫌なのか?”

これを思いつく限り考えてみてください。

「どもるのが嫌」という表面上のことだけでなく、もっと奥深くまで掘ってみてください。

するといろいろなことがわかってきます。

✔︎どもりを知られるのが怖いと思っていたけど、本当は無能だと思われるのを恐れていた

✔︎嫌われるのが怖いと思っていたけど、本当は期待に答えられないかも知れないことに恐怖を感じていた

✔︎がっかりさせてしまうかもしれないことを恐れていた

✔︎この人には恥をかいてもいいと思っていた

これを知っておけば、怖いという感情はかなり鎮まります。

多くの人はこういったことを知らないから全本位でガードしようとしてしまって疲弊しているのですが、

「誰にどう思われるのが嫌なのか?」を知っていれば、その思われる原因になることに対策を打つことができるし、どう思われてもいいという人や、恥をかけるという人に対してはガードする必要がないことがわかります。

ここをどれだけ知っているかで、「吃音が怖いなぁ」と考えている時間が減るか、今のままかが大きく変わってきますよ。

どもりへの対策を打つ

傾向や、リスクを知って、どもりやすい場面や、「この人には恥をかきたくない」という人がわかったら、ここから対策を考えていきましょう。

対策の基本は次の2つです。


どもりの恐怖への対策
  1. 不利な状況に身を置かない
  2. 前もって恐怖を排除する


それぞれみていきましょう。

不利な状況に身を置かない


あなたは無意識に不利な状況に身を置いていないでしょうか?

例えば、理由もなく電話の近くにいたり、緊張する場面に自ら身を置いていたり。

あまり意識していなければ、気づかないうちに不利な状況になってしまっていることが多々あります。

例えば。

僕の職場の例だとカウンターがあって、そこにPCや電話がおいてあるのですが、特に理由もなくフラッとカウンターに入ってしまうことがよくありました。

カウンターに入るとPCを見るわけですが、電話が鳴りそうでソワソワしてくるわけです。

そうなればカウンターから出ればいいわけですが、それなら初めから入らないようにした方が無駄なストレスを感じずに済んだはずです。

僕はそれに気づいてからは、カウンターに入らなくてもいい工夫を考えました。

✔︎例えば、朝、同僚よりも早く出社して、電話がかかってくる心配がない時にメールチェックやPC上の資料をチェックする。

✔︎営業中は、カウンターから離れた台で仕事ができるような準備をしておく。



こういった工夫によってかなり苦しみを避けるこことができていました。

吃音の恐怖を増幅させてしまうような環境に身を置かない工夫をしてみてください。

前もって恐怖を排除する


✔︎仕事を前もって終わらせておく
✔︎電話をかける時は周りに緊張する人がいない時間を狙ってかける
✔︎どもったときの言い訳を考えておく
✔︎喋る内容を決めておく
✔︎暇な時間を作らないように、前もってやることを細かく決めておく

僕はこういった事をかなりやっていました。

同僚よりも早く出社して雑務を終わらせたり、その日のスケジュールを考えて、電話の時間を決めたり…

どうすれば吃音の恐怖を減らすことができるかをかなり考えていたのです。

一見面倒くさいように感じてしまうかもしれませんが…

こういった対策をたくさんストックしておいた方が、苦しみが減り、タスクも捗り、吃音的にも仕事的にも、人間関係的にも好循環を生めることが多いのです。

吃音に限らずですが、多くの人は、工夫を考える手間を惜しんで、より苦しい状況を作っている…

「一手間惜しんで二手間増やす」的な生き方をしているようでなりません。

本当に苦しみを避けたいなら、一手間を惜しんではいけません。

恐怖を避ける工夫は何ができるだろうか?

この問いを持って一度しっかり考えてみてください。


吃音のことが気になって仕事に集中できない…!「電話の恐怖」を減らし、落ち着きを取り戻す3つの方法


吃音の苦しみは工夫でかなり避けられる

吃音のことを深く知らない人が今回の話を聞いたら、

「楽に話せる人がいるなら、誰に対しても気にしなければいいじゃん」

「そんな面倒くさい工夫をするのが時間の無駄でしょ、気にしなければいいのに」

と思いそうなものですが…

それができるなら苦労しないんですよ。

それができず、多くの吃音者が苦しんでいるわけです。

だから本当に、「気にしないようにしろ」という精神論は役に立たない。

過去にも何度か書きましたが、吃音に対しても精神論ではなく、“工夫”が必要なのです。

今回お話ししたような、

✔︎どもりの傾向を知る
✔︎許容できるリスクを知る
✔︎緊張する場面には対策を持つ


こういった、自分を苦しい状況に追い込まないための工夫をどれだけもっているかで、苦しみは大きく変わってきます。

吃音を克服した人、症状を改善させることに成功した人は、こういった工夫をたくさんもっている人がやはり多いです。

あなたも是非、自分のできるところから対策を考えていきましょう。


電話に苦しむ吃音者へ。「仕事の電話が苦手」を解消する2つの工夫



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA