僕の吃音がたった2ヶ月で治った方法とは?

「仕事の電話が怖い」を解消する2つの工夫

いっちー

こんにちは!
吃音お悩み解決ブロガーのいっちー(⇒プロフィール)です!

吃音があって仕事の電話が怖い…

ここに悩んでいる人は相当多いと思います。

今回は、僕が吃音を改善する過程で行ってきて、

高い効果を感じることができた2つの工夫をご紹介します。

吃音で電話が苦痛というお悩み

吃音で悩んでいます。

吃音に悩まされて、かれこれ8年位です。

電話の第一声が出なくて、本当に苦痛です。

通常の会話では吃音はあまりでません。

『お電話ありがとうございます』の『お』が出ず、10秒ほど沈黙が流れます。

相手が『もしもし?』と言ってくれれば、スムーズに言えます。

吃音について、色々調べましたが、解決法はあるのでしょうか?

今、本当に毎日が苦痛で会社に行きたくありません。

周りに相談しても、『気にしすぎ』など笑われます。

自分でも気にしすぎっていうのは分かっていますが、どう頑張っても第一声が出ません。

今精神科で精神安定剤をもらい毎日飲んでいます。

先生にも『気にしすぎ』『緊張ほぐして』と言われ、なんだか私の気持ちをわかってくれてないような感じもします。

どうしたらいいのか全くわかりません。

ストレスが溜まる一方で鬱になる一歩手前だと精神科の先生に言われました。

私、僕はこの方法で第一声が出るようになったという方法などが、ありましたら教えて下さい。

電話が苦手な理由


電話で喋りやすくなる工夫の話をする前に、

「そもそもなぜ電話に苦手意識を持ってしまうのか」

この話からしていきたいと思います。

質問者さん同様、日常会話だと大丈夫なのに、電話になると途端に声が出なくなるという人が多いのですが、一体何が違うのでしょうか?

どちらも「喋る」という行為なのですが…やはり電話は「別物」なのです。

なぜ日常会話は大丈夫なのに電話はダメなのか?

一番の理由は、

日常会話と違って、情報伝達の手段が、「言葉」だけに絞られることです。

日常会話やスピーチなど、目の前に相手がいるコミュニケーションでは、

✔︎表情
✔︎ジェスチャー
✔︎間の活用
✔︎物の活用



など、「言葉」以外の伝達手段を豊富に使うことができます。

「やばい、どもりそう」

と思ったら、身振り手振りで代わりに表現できるし、表情やジェスチャーなどで伝えることができる。

メニューやスマホを見せながらだと、どもらず喋れるという人がほとんどですが、物を活用すればスラスれ喋れてしまう。

究極的に言えば、日常会話などでは喋らず、リアクションだけするという選択もできる。

目の前に相手がいるコミュニケーションは、多少苦労があっても何とかなるのです。

しかし…電話の場合はそうはいきません。

「言葉」だけに伝達手段が限られてしまうので、喋らないと目的が果たせないし、ジェスチャーや物を使って伝えることもできない。

吃音者にとってはかなり苦しい状況なのです。

なぜ自分のスマホは大丈夫なのに会社の電話は苦手なのか?

しかし、そんな吃音者でも「全ての電話が苦手」というわけじゃないのが、不思議なところ。

主に苦手なのは、「会社の電話」ではありませんか??

会社の電話では、どうしても第一声が出てこなくて、毎日苦しい思いをするのに、自分のスマホで気の知れた人と電話をするのは全然苦じゃない。

むしろ「楽しい」とさえ思える。

僕はそうだったのですが、同じような人は結構いる気がします。

これはなぜか?

…明らかに“意識”に原因があります。

職場環境は人それぞれ違いますが、例えば僕の職場の場合。

お店に電話が一つしかなく、近くにいる人が電話を取るようにしていました。

で、電話を取ると同僚に聞かれているわけです。

いっちー

どもっている姿を見られたくない…



まずこの意識が働きます。

電話の相手が誰なのかはとってみるまでわかりませんが、この状況も緊張に拍車をかけるわけです。

上司かもしれない
部長かもしれない
後輩かもしれない
本社の人かもしれない
お客さんかもしれない…


“会社の代表としてミスは許されない”

大きなプレッシャーを感じてしまうのです。

逆にプライベートの気の知れた人との電話なら、前述した緊張を増幅させる要素がないので、苦手意識を感じず、楽に行うことができるのです。

電話の第一声が出てきやすくなる工夫

「電話が苦手な理由」はOKでしょうか?

…ではここから、第一声を含む、電話で言葉が出てきやすくなる工夫をお話ししていきますが、

以前に「お電話ありがとうございますをスムーズに出す3つのコツ」という話をしたので、まずはその内容を実践してほしいです。

この3つを実践すれば、10秒も「お」が出ないという状態から抜け出すことができ、電話対応がかなり楽になるはず。

実際に僕も、この3つ以外はほとんどやっていません。

「お電話ありがとうございます」電話の最初の言葉をスムーズに出す3つのコツ



だから、「電話の第一声が悩む人はこれを読んで実践してください」というのが僕の意見なのですが…

これだけで終わるとあれなので、今回はさらに別の角度から、会社の電話が楽になる工夫の話をしたいと思います。

今回お伝えするのは2つの工夫。


会社の電話を楽にする工夫
  1. 暇な状態を作らない
  2. 定期的に体を動かしておく


一見電話対応に直接は関係なさそうですが、この2つは非常に効果的です。

自分の仕事に集中して、高いパフォーマンスを発揮しながら、吃音の症状もついでに楽になる。

そんな画期的な工夫の話です。

それぞれ見ていきましょう。

暇な状態を作らない


あなたに一つ質問をしたいのですが、

「言葉が出てこなかったらどうしよう」と悩んでしまうのはどんな時でしょうか?

✔︎電話の近くにいるとき
✔︎コール音が聞こえた時
✔︎電話がかかってくることがわかっている時
✔︎電話の約束をしているとき



人によって色々あると思いますが、一つ共通して言えるのは、

「吃音のことを心配する」以外にすることがない

です。

それってつまり暇なときとも言えます。

あなたにも体感があると思いますが…

「やること」がたくさんあったり、締め切り直前の仕事をしているときは、吃音に意識が向いていないはずです。

目の前のことに集中している状態では、そこに意識が取られているので、吃音のことまで意識が回らないからです。

ここに仕事中の吃音の恐怖を軽減してくれるヒントが隠されているのですが…

あなたに目指してほしいのは、

“忙しい状況”に身をおくことです。


暇なときほど余計なことを考えてしまう



人間にはこの習性があります。

あなたが何もしていないときでも、脳は常に活動しているので、

無思考でいても、脳が無理矢理にでも考えるネタを引っ張り出してくるのです。

自分にとって良いことを考えるのであれば問題ないのですが、多くの場合余計なこと、ネガティブなことを考えてしまいます。

「言葉が出てこなかったらどうしよう」

これなんてまさに無駄な思考だと言えます。

電話がかかって来ているわけでもないのに、電話をとってどもっている自分の姿を想像するのは明らかに無駄ですよね?

・・・

これを回避するにはどうすればいいのか?

多くの人はこういったことに、「気にしないようにしよう」という対処をしてしまうのですが、それでは何の意味もありません。

気にしないという精神論ではなく、ここには明確な対策が必要です。

それが…

「暇な状態」を作らないということ。

暇だと脳が余計な思考のネタを引っ張り出してきて、「どもったらどうしよう」地獄にはまってしまいます。

いっちー

そうならないように、常にやることを決めていて、目の前のことに没頭する準備をしましょう。



例えば仕事の場面で考えると。

その日にやるべきタスクというのがあると思いますが、それをめちゃくちゃ細かく決めておくようにしてください。

「今日1日はこれをやろう」みたいにザックリと決めている人は多いと思いますが、それだと目の前のことに没頭するのは難しいです。

もっと細かく決めておかないと、「これは午後でいいか」「あとで考えよう」「まあ明日でもいっか」みたいに先延ばしをしてしまって、結局暇になってしまいます。

そうならないための僕のオススメは、

TO DOリストを作って、次にやることが常にわかっているという状態

これを作っておくことです。

✔︎次の30分はこれ
✔︎昼休みの後の30分はこれ
✔︎午後の15:00~16:00はこれ



のように時間で区切ってやることを設定しましょう。

やることが明確にわかっていると、目の目のことに集中できるし、集中状態に入っていると、「どもったらどうしよう」という余計な事を脳が考えなくなります。

5W1Hを使うとさらに効果的!

いつ
誰が
どこで
何を
どのくらい
どうやってやるのか?


これを使って、集中状態を作りましょう。

「午前中で資料を仕上げよう」ではなくて

「今から30分間、自分のデスクで、来週の会議で使う資料の枠組みを、ノート1ページにまとめよう。」

「その次の30分で、設定した枠組みに従って、資料の半分まで内容を肉付けしていこう。」

このように、目の前のタスクを「どうのようにやるのか」を細かく決めていた方が、集中力は断然上がって、余計な思考が入る余地がなくなります。

これをTO DOリストに組み込んでみてください。



定期的に体を動かしておく


ずっと座っていたり、じっとしていると集中力が切れるにのはあなたも体感があると思います。

集中力が切れると、また脳が余計な想像をはじめてしまうので、ここにも対策が必要です。

これを解決するには、定期的に歩いたり、体を伸ばしたりと、体を動かすことが効果的です。

「歩いているときに思考が捗って良いアイデアを思いつく」

そんな経験をしたことがある人は多いと思いますが、

体を動かすことで、全身の血行が良くなり、血中の酸素が筋肉だけでなく体中のあらゆる器官に行き渡ることで、思考のパフォーマンスも上がっているからだそうです。

つまり体を動かすことが、脳や体のあらゆる器官の活性化に繋がるというわけ。

✔︎集中力が切れたな
✔︎何かそわそわするな



そんなときは是非椅子から立ち上がって体を動かしてみてください。

トイレに行ったり、少し歩くだけで意外と効果を感じることができますよ。


また、電話をするときにも何かをしながらの方が声がどもらず出てきやすかったりもします。

僕は、子機で電話をとったり、電話をかけたりする場合は、歩きながら電話をすることがあるのですが、そっちの方がスムーズに喋れる体感があります。

これは随伴運動の一種で、「歩く」という行為が、言葉をスムーズに出すためのきっかけにもなっているわけです。

環境によってできるできないがあると思いますが、意識して欲しいのは、

「言葉」以外の伝達手段をもっと活用した方が良いということです。

吃音は、単独で誰かに言葉で伝える場面で起こる現象



だということがわかっています。

例えば吃音者であれば誰もが苦手だった学校の朗読。

あれは、単独で(一人で)、誰かに(クラスメイトに)、言葉で伝える場面です。

だからどもりやすいのです。

大人になると、プレゼン、商談、会議、電話対応などに苦しみますが、

これも“単独で”“誰かに”“言葉で伝える”という3つの条件全てに当てはまっているからどもりやすい。

「言葉」以外の伝達手段を活用してほしいと言いましたが…

身振り手振りを使ったり、歩きながら喋ったり、こういった行為を入れていくと、“言葉で伝える”部分に影響を及ぼし、3つの条件を崩すことができる

それがどもらず喋れたという結果に繋がってくるのです。

あなたの環境の中でできそうであれば採用してみてください。

吃音の事を完全に理解してもらうのは難しい


ここまでの工夫と、以前に紹介した「第一声が出てきやすくなる工夫」をまずはやってみてください。

これで何も変わらないということは絶対にありませんから。

ここからは、「自分の苦しみが周りに理解されていない」というお悩みに対して回答していきたいと思います。

まず言っておきたいのは、「そんなもん」ということです。

同僚や、精神科の先生から「気にしすぎ」「緊張しなくていいよ」と言われることに、「そういう問題んじゃないんだよ」と思ってしまうのはわかります。

でも、よくよく考えたら、周りはそれしか言えないのです。

…だって、吃音者じゃなければ、「言葉が出てこない」という感覚を理解することはできないから。

非吃音者はそんな事を今まで一度も考えたことがないから絶対にわからないんですよ。

だから完全な理解を求めるのは難しい。

周りはあなたの事を心配してくれているとは思います。

でもどうしても感覚的に理解できないことがあるから、「気にしないでいいよ」という言葉になっているわけです。

それと、周りの人も忙しくてあなたの心配ばかりしていられないということもあると思います。

僕も、何人かの上司に吃音の事を相談して、代わりに電話対応をしてくれることになったのですが…

しばらくすると、「電話やっといてー」と普通にお願いされるようになりました。

いっちー

電話はしんどいって言ったじゃんか。



っていう話なのですが…

上司からしたら、「仕事だし、俺もやらないといけないことがたくさんあるから」という意見でした。

「まあ確かにそうだよな」と思いました。

相談して「吃音がある」と知ってもらうことで、一時的に楽になるという効果はあるが、完全に理解してもらうことは難しいし、永遠に配慮してもらうことはできない。

このことを僕は理解したのです。

自分で吃音改善を行っていくしかない

だから結局は「自分で」改善するためのアクションを起こしていく必要があるということです。

他人に期待していても、あなたの思い通りには動いてくれません。

それは周りに配慮の気持ちが欠けているとかではなく、他人には他人の人生があるからです。

あなたの吃音の事を徹底的に理解して、配慮をしているほど暇ではないんですよ。

これは自身の経験を通して体感した事です。

改善のための行動を自ら起こしていく



これをここで決めてほしいです。

そのための話を僕はこれまでたくさんしています。

今回ご紹介した2つの工夫も、以前に紹介した3つのコツも。

あなたの吃音改善に大きな力になってくれるので、活用してください。


「お電話ありがとうございます」電話の最初の言葉をスムーズに出す3つのコツ



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