僕の吃音がたった2ヶ月で治った方法とは?

子供の吃音への向き合い方。正しく伝える3ステップをご紹介

いっちー

こんにちは!
吃音お悩み解決ブロガーのいっちー(⇒プロフィール)です!

子供に吃音があるのですが、話した方がいいのでしょうか?

どのように接すればいいのでしょうか?

・・・

今回は、子供の吃音への向き合い方の話です。

僕に子供はいませんが、約13年間吃音に苦しんできた過去から、

「こんな風に大人には接してほしかった」「こうしてあげてほしい」という視点で話しています。

具体的な伝え方についても触れているので、最後まで読んでみてください。

子供の吃音のお悩み

中1の子ども(男)に吃音があります。

小学校では、笑われたりいじめられたりはなく過ごしてきましたが、他の小学校からも集まる中学校ですし、高校、その先と何もなく過ごせるとは限りませんよね。

まもなく学校も本格的に始まるので、きちんと子どもに話した方が良いかなと思っています。

ただ、言う事で余計気にしてしまうかも…とも思うので、なんと話したらと悩んでいます。

本人は「つまる」という表現で、それを学校の課題に出た自己紹介カードの短所欄に書いていました。

小学校の時、さらっと吃音(こういう名前がある事は言っていない)症状が出る人がいるという話はして、何か嫌な事とかあったり、辛かったら相談するところ(言葉の教室など)があるから言ってねとは話したのですが、それっきり話していません。

話さない方が良いのか、話すとしたらどのように伝えたら良いのかアドバイス下さい。

よろしくお願いします。

子供の吃音への向き合い方

これから中学生ということは、一番多感な時期に入っていくので見守る側としても心配ですよね。

自己紹介カードの短所欄に「つまる」と書いているように、吃音という言葉は知らなくても、

“話そうとしている言葉が出てこない”という感覚はしっかり感じているようですね。

いくつかお伝えしたいことがあるのですが…

まず前提知識として、中学や高校のうちは、“吃音”という言葉を知らない人がほとんどです。

僕もそうで、吃音を初めて知ったのは、20歳を超えてからでした。(大人になっても知らない人もいます)

そういった状況なので、吃音を話すにしても、伝える側が吃音についてしっかり理解していて、中学生の子供にもわかるように噛み砕いて話してあげないと恐らく理解してくれません。

加えて多感な時期なので、吃音だと一方的に決めつけるような言い方をしてしまうと、反抗したり、心を閉ざしてしまうかもしれない。

非常にデリケートな問題なのです。

うまく伝える自信がないなら話さない方がいい


もし、子供の気持ちを汲み取りながら、噛み砕いて話す自信がないなら、話さない方が賢明かと思います。

正しく伝わらない可能性が高いので。

それに…

今すぐは理解しないかもしれませんが、高校・大学と成長するにつれて、自身で調べたり、人から話を聞いたりして吃音のことに気がつくときがやがてくるはずです。

その時まで大人が辛抱して、温かい目を持ちながら見守ってあげるのも、一つ選択肢としてはアリだと思いますよ。

本人がどれだけ悩んでいるかによる


この質問には、子供が実際にどれだけ悩んでいるのかは書かれていません。

「つまる」と短所欄に書いていた、ということなので、少なからず“弱み”として認識しているのだとは思いますが…

かといって、それだけで“苦しんでいる”と判断するのはあまりに早計です。

“幸せ”の基準は人それぞれだから、憧れの人と同じことをしても幸せになれるとはかぎらないよ。

これはよく聞くセリフだと思いますが、実は苦しみや悩みも全く同じです。

“何を苦しいと思うか”“どんなことに悩むか”

そのポイントも人それぞれなので、どもって周りから見たら大変そうな人でも、本人は何も悩んでいなかった、ということが現にたくさんあるのです。

・・・

ここで一度冷静に考えてみてください。

お子さんは本当に苦しんでいるのでしょうか??

・・・

・・・

もし、苦しんでいないことを

大人

それがあるとこの先困るから、今のうちに治しなさい。



なんて言ってしまうと、そのことにひどく傷ついてしまい、親子関係が壊れることになりかねない。

ここは慎重に、お子さんの表情、言動、人間関係を見た上で判断してくださいね。

どもりまくっているけど、本人は全く悩んでいなかった例として次のような話があります。

「どもる=苦しみ・悩み」になるかは本当に人それぞれなのです…


吃音に苦しんでいた頃の僕よりもどもっている母親が吃音者ではない理由


子供に吃音を正しく伝える方法

お子さんの様子を冷静に見た上で、「話しておいた方がいいな」と判断した場合の“お子さんへの伝え方”をここで紹介しておきます。

「必ずこうしてくれ!」というものではありませんが、約13年間吃音に悩んできて、今はこうやって吃音を伝える活動をしている僕の見解なので、的を射ていると思います。

それで、子供に吃音を正しく伝える方法ですが、非常にシンプルなステップです。

次の3ステップを踏むだけです。


吃音を正しく伝える3ステップ
  1. 吃音を正しく理解する
  2. 子供の悩みを具体的に理解する
  3. タイミングよく話しかける



吃音のことを知って、子供の悩みを理解しているから正しく伝わる

非常にシンプルな構造です。

それぞれ補足していきますね。

①:吃音を正しく理解する


当たり前ですが、正しく理解していないことを人に伝えるなど、到底不可能です。

仕事、勉強、スポーツなんだってそうですよね。

もしあなたが、トンチンカンなことを子供に伝えてしまったらどうなるでしょうか?

子供がそれを信じてしまった場合、間違った方向に突き進んでしまい、吃音の悪化を招いてしまうかもしれません。

そうなってしまわぬよう、まずは伝える側のあなたが、正しく理解してください。

この時に注意してほしいのが…

ネットの掲示板の書き込みや、まとめサイトなどの情報を参考にしないこと。(これはマジでダメ!)

真っ赤なウソとは言いませんが、9割以上が間違っている、あるいは何の解決にもならない情報ばかりです。

なぜ間違った情報ばかりかというと…

単純で、吃音経験者じゃない人が、色んな情報を発信しているからです。

これは冷静に考えると、おかしな現象ですよね。

吃音を経験したこともない人が、さも知っている風に語っているなんて…

「詐欺じゃんかっ!?」って話ですよ。

いっちー

そういう情報をあてにしないように注意してくださいね。



僕が吃音について、どのサイトよりも詳しく説明していますので、ここで理解を深めてください。

吃音とは?症状と特徴を徹底解説!


②:子供の悩みを具体的に理解する


ここが一番重要なステップであり、多くの人が抜かしてしまうステップ。

“他者を理解する”ステップです。

吃音のことを理解したから、それをそのまま伝えればいいというわけではありません。

子供がどんなことに悩んでいるのか、どんな場面で困っているのか、何に対して恐れているのか…

その子独自の悩みを理解して、吃音の知識をそこに当てはめるからこそ、正しい伝え方ができるのです。

吃音に子供を当てはめてはいけません。

子供の悩みに、理解した吃音の知識を落とし込み伝えるのです。


大人

お前のつまる症状は難発だ!



ではなく、

言いたい言葉は頭の中ではっきりわかっているけど、それが声に出ないんだよな。

それはすごくつらいな。

周りからの目を気になるしな。

実はその症状は難発って言うらしいんだけど、言葉が出なかったらどうしよう…その思いが強ければ強いほど余計に声がでなくなるらしい。

逆に開き直って、俺が喋り始めるまでみんな待ってくれ、そんな風に頭の中で思うと意外とスッと言えるみたいだよ



…これは一例ですが、吃音に子供を当てはめるのではなく、子供の悩みに寄り添って、吃音の知識を落とし込んでいるのがわかると思います。

あなた

なんか難しそう…



そう感じる感じるかもしれませんが、大丈夫です。

子供が悩んでいることがわかれば、自然と伝え方も見えてきますから。

いっちー

そのためにも子供をよく見てあげてくださいね!



「具体的に悩みはこれだ!」とは見ていないので言えませんが、

“多くの吃音者が悩むポイント”という視点でたくさん記事を書いているので、参考にしてください。

吃音によくある「あ行が言えない」「た行が言えない」という苦しみ

吃音が出やすい性格とは?ある1つの共通点を解説!


③:タイミングよく話しかける


こういったデリケートで深いテーマの話をするときは、それを切り出すタイミングもすごく重要です。

子供がめちゃくちゃへこんでいるときや、逆に幸せそうなときは切り出さない方がベターです。

へこんでいるときは、そっとしておいてほしい、余計に追い詰めることに。

幸せそうなときは、その感情に水を差してしまう。

タイミング的には

✔︎ちょっと悩んでいるかもくらいのとき
✔︎あるいは比較的平常心なとき


に話してあげるのが一番受け入れやすいです。

“今受け入れやすそうかな?”という視点で観察してあげてください。




それと、もう一つ重要なことを。

こういった大事な話をするためには、

普段からしっかりコミュニケーションを取れているかどうか、が鍵を握っています。

関係が希薄な人からの話は入ってきませんから。

普段からコミュニケーションをとって心の距離を縮めておく一番シンプルな方法をお伝えしておきます。

それは“単純接触効果”を利用したものです。

「ザイアンスの法則」とも呼ばれる心理学的用語で、

人間関係の親密さは、接触回数、接触頻度が多ければ多いほど増大する



つまり、顔を合わせたり、話したりする回数、頻度が増えるほどお互いに対する好感度が高まる、というシンプルな法則です。

この法則を有効活用して、子供との心の距離を縮めるのです。


大人

親子関係で好感度とかって考える必要があるの?



そう思ってしまう人は、子供の気持ちがあまり理解できていないかもしれません。

家庭によって多少違うでしょうけど、子供は親(男の子の場合、特に父親)に対して少なからず遠慮や、気まずさという“接しずらさ”を持っているものです。

そんな状況の中、父親の方からの接触が少なければ簡単に関係は希薄になっていきます。

僕の場合はかなりそうでした。

だらこそ、大切な話をして聞いてもらうためにも、子供に幸せになってもらうためにも、普段から少しでいいので顔を合わせたり、言葉を交わしてみてください。

いっちー

心の距離が近づくに比例して、あなたの考えも受け入れてくれるようになるはずですよ


子供の吃音への向き合い方まとめ

以上が子供の吃音への向き合い方でした。

今回の話で一番重要なのは、子供のことを理解するということです。

何に悩んでいるのか、何を苦しいと思っているのか…

それを正しく理解しているからこそ正しく伝えることができるのだ、ということです。

そのためにも吃音のことも、それに伴う苦しみも正しく知っていってくださいね。


7つの問いから吃音を徹底的に理解しよう!



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