僕の吃音がたった2ヶ月で治った方法とは?

吃音で言葉が出ないのは脳に原因があるのか??

いっちー

こんにちは!
吃音お悩み解決ブロガーのいっちー(⇒プロフィール)です!

頭の中で言いたいことはわかっているのに言葉が出てこない・・・

この症状って異常だろ・・・

あなたはそんな風に思ったことはありませんか?

そしてそう考えた結果、「これって脳に異常があるんじゃないだろうか?」という結論に行き着いている人もいるかと思います。

人間の全ての行動は脳が指令を出した結果起こっているので、そう考えるのも自然なことかもしれません。

結論をいうと、脳に原因があるという意見は正しいです。

しかし、ほとどの人がその意味を間違えて捉えているような気がしてなりません。

多くの人は脳に障害があるんじゃないかと考えてしまいがちですが、決してそうではないのです!

「脳に原因がある=脳に障害がある」これは間違いです。

ここを勘違いしていると、吃音の苦しみからいつまでも抜け出せなくなってしまいますので本当に注意してください。

今回は、「頭で言いたいことはわかっているけど言葉出てこない」本当の原因を詳しくお話ししていきます。

「言葉が出ない」が脳の障害ではない理由


なぜ「頭の中で言いたいことはわかっているけど言葉が出ない」が脳の障害ではないと言い切れるのか?

それは、

“障害が短時間のうちに出たり消えたりすることは科学的にありえないから”

ですが、これだけわからないと思うので、

僕の例をもとに、これを証明していきたいと思います。

僕にも「言いたいことはわかっていても言葉が出なかった」経験はなんどもあります。たとえば、

ある会社での出来事。

職場にかかってきた電話をとったものの、「お電話ありがとうございます」がどうしても言えず、「・・・お、お、・・・」と詰まってしまいました。

相手先からは「もしもーし」と不思議がられるし、同僚には笑われてしまいました。

電話対応が苦痛だったので、家で一人で練習しようと思った時には、「お電話ありがとうございます」と何の詰まりもなくスラスラ言えてしまいました。

しかし、翌日会社の電話をとるとまた言えなくなってしまいました・・・

・・・どうでしょう?

「お電話ありがとうございます」を言えばいいことははっきりわかっていましたが、どうしても言えなかった例です。

でも夜帰宅したときには何のつまりもなく、スラスラ言えるようになっていたのです。

これを脳や、言葉の障害だと思うでしょうか?

さらにもう一つ例を。

ある高校生の頃の出来事。

古典の授業で「た行」から始まる文章の音読を先生に指名されました。

教科書に書いてある文章を読めばいいだけだし、もちろん読み方もわかります。

しかし初めの「た」が詰まってしまい、

「・・・・・た、た、・・・・」

となんと1分以上、言葉が出てきませんでした。

友達からは「早く言えや!」と急かされ、周りからはクスクス笑われ、先生は不思議そうな表情で僕を見ている。

恥ずかしのあまり授業後に駆け込んだトイレでは、

「たれか〜〜〜」と一切詰まらずスラスラ言えている自分がいました・・・

授業中に言葉が出ずに恥をかいてからトイレに駆け込むまで、おそらく30分も経過していなかったと思います。

この短時間のうちに僕の身体にどんな変化があったのでしょうか?

・・・

・・・

この2つの例を見ると、「言葉が出ない」という現象を脳の障害と定義するのはさすがに難しいと感じませんか?

だって、脳の障害だとしたら電話中や授業中にだけ障害が出て、一人になった途端障害が消えたということになってしまいますから・・・

もちろん、障害が短時間のうちに出たり消えたりすことなど科学的にありえません。

これが「言葉が出ない」というのが脳の障害でなないと言い切れる決定的な理由です。

補足

この主張はあくまで「頭の中で言いたいことはわかっているけど声に出そうと思ったときに詰まってしまう」という吃音の症状をベースにしたものです。

吃音の症状は前述の通り、脳の障害ではありません。

言語障害や、脳の障害で声が一切でないという障害はまた別の話ですので、そこはご理解ください。


脳の障害だと考えることの問題点


ここまでお話ししてきた通り、「言葉が出ない」というのは脳の障害ではありません。

しかし、「言葉が出ない」という目に見える現象だけを見て、これは脳の障害だと思ってしまう人が本当に多いのが実情です。。

「自分は障害を持っている」と思い込むことには様々な問題点があります。

✔︎自分を卑下してしまう

✔︎克服を諦めてしまう

✔︎人生のあらゆる場面で自分にブレーキをかけてしまう


これらが代表例です。

「俺は障害があるからできない・・・」

「俺には無理でしょ・・・」

「どうせ俺なんて・・・」

そんなネカティブな感情にとらわれて思ったような人生を歩めない原因になってしまいかねないのです。

では何が原因なのか?


冒頭で「脳に原因があるのは正しい」と言いましたよね。

それは、

“脳がもつ「認識のメカニズム」に原因がある”ということです。

認識のメカニズムとは、簡単にいうと「脳が何を重要だと判断するか」「何を認識してくるか」ということなのですが・・・

あなたは網様体賦活系(もうようたいふかつけい)という言葉を聞いたことがありますか??

網様体賦活系とは人間に備わった認識の機能なのですが、これはあなたが今関心のある出来事を何よりも敏感に認識させてくる機能のことです。

ここで一つ、網様体賦活系を感じる簡単な実験をしてみましょう。

これ本当に素直にやってみてほしいのですが、

まず目を閉じてください。

次に、「黒色はどこ?」と心の中でしばらく呟いてから目を開けてみてください。

・・・

・・・

・・・

どうですか?

目を開けた瞬間から猛烈なスピードであなたの脳は「黒色」を見つけてきませんでしたか?

僕もこの実験を初めてやったときはあまりにも「黒色」が見つかることにびっくりしたのですが・・・これが網様体賦活系の機能です。

元々その空間には「黒色」は存在していたんです。

でもあなたの脳が重要だと判断していなかったが故に認識できずにいました。

しかし、僕の投げかけによってあなたの脳に「黒色」という情報(関心事)が入りました。それによって次々に「黒色」を認識できたのです。

「ベンツがほしいと思ったら街中ベンツだらけに見える」

これなんかも理論上は全く同じです。

・・・

で、これはそのまま「言葉が出ない」という吃音の症状にも当てはめることができます。

吃音者である僕たちは無意識のうちに「どもりやすい言葉」「どもりやすい場面」をみています。

脳がそれを認識し、重要だと判断しています。

そしてその「言葉」その「場面」が来ると、脳が敏感に感知して反射的にどもりを繰り出すようになってしまうのです。

先ほどの僕の例で言うと、

僕は電話の挨拶や「た行」に苦手意識を持っていました。

つまり脳が「この言葉」「この場面」ではどもると認識したということです。

そして実際にその場面がやってくると、その認識通りに脳はどもるように指示を出してきて、どもってしまうと。

そんなメカニズムが無意識のうちに働いていたのです・・・

吃音者がどんなに「落ち着いて喋ろう」「どもっても大丈夫」と言い聞かせても、無情にもどもってしまう真の原因はこのメカニズムにあったのです。

補足

ちなみに吃音者がよくやる音読トレーニングですが、

音読トレーニングを繰り返すと、「苦手な言葉」が脳にさらに強くインプットされてしまいます。

音読トレーニングをすると吃音の症状がより悪化するというは、こういったメカニズムが無意識で働いているからなのです。


まとめ

ここまでの話で、「言葉が出ない」現象は脳の障害ではないということがご理解いただけたでしょうか?

僕たち吃音者は決して脳に障害があるわではないのです。

そうではなく、「認識のメカニズム」によって苦手な言葉、苦手な場面でどもるように無意識でコントールされているのです。

ではどうすればこの問題を解決できるのか?

それに関してはまた別記事でお話ししますが、今回の「認識のメカニズム」がどうやって作られるのかを次の記事で解説していますので、そちらも是非読んでみてください。

吃音の恐怖を生み出す、認識のメカニズムとは??


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